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月刊改善コラム_2024年12月版

いよいよ今日から12月ですね、泣いても笑っても、あと1か月、31日で今年はおしまいです( ̄д ̄)
最後の最後まで目標達成に向け頑張るのもいいですし、来年の新規スタートダッシュの準備に充てるもよし、いずれにしろベストを尽くしましょう♪

歩行のムダ:仕事で歩く事を当たり前にしてはいけない

特に手作業の仕事の場合ですが、仕事中は歩かない(≒移動しない)方が生産性は高いです
実際トヨタ時代にJA熊本のトマトの大規模選果場の改善を請け負いましたが、そこであまりにも皆さん歩いていてビックリしたことがあります


その選果場は大規模と言われるように、大きな体育館ほどの面積に8本の選別レーンと選果レーンがあって、大体50人前後の人がトマトの箱詰め作業をしています
何度か観察をして、箱詰め作業者は「10分間に17回箱詰め台を移動しながら箱詰め作業をしており、その歩行距離は194m」でした
この10分の歩行移動194mとは、6倍すると1時間になるので、1,164m/h=時速は1.1km/hです
一歩70cmならば277歩、6倍して1時間で1,662歩です
つまりこの箱詰め作業は、1時間で1.1Km(1,662歩)歩行移動しており、一日3時間勤務のパートさんならば、一日3.3km(4,986歩)の歩行を伴う仕事でまさにダイエットにはうってつけかもしれません
そして箱詰め作業が本業の仕事なのですが、肝心の箱詰めは歩行移動中ではなく、作業台と向き合っている止まっている時間に手を動かして行っているので、当たり前ですが歩いている間は一切箱詰めが出来ていません

給料は箱詰めに支払われるべき、歩行に支払っているのではない

つまり給料は箱詰め作業に払われるもので、歩行時間に本来支払うべきものではありません、ムダです
トマトの箱詰め作業も歩きながら箱詰めはしません、いやできません
この3時間勤務したトマトの箱詰めパートさんの場合、2時間分は箱詰め作業代で、1時間は歩行時間にパート代が支払われていることになります
どういうことかというと、
この箱詰めパートさんは4,986歩/日=3時間で3.3kmの距離を歩いていますが
本来の人間の歩く速度は大体3.6km/h~4.8km/hが普通と言われています
つまり3.3kmの距離を勤務時間3時間の間に歩行移動しているこのパートさんは、ごく普通の歩行速度で仕事中の移動距離3.3kmを歩いたら1時間もあれば到達する距離なので、3時間の勤務中の1/3が歩行で箱詰めの手作業をしていない時間、残り2/3は手作業をしてトマトを箱に詰めている時間となります
このように3時間勤務中1時間は箱詰めできず歩いているんですょ
もちろん歩いて現場に移動しないと仕事できないんですけれどもね
けど歩行はムダで、歩けば歩くほど原価は高まります、つまり収益は悪くなり、生産性が低いということです
遠くへ歩けば歩くほど、移動に時間がかかればかかるほど、売値が高められる製品なら別ですけどね
皆さんもご自身の仕事で、できるだけ歩行などの移動のムダを排除できる工夫ができるといいと思います

では今月も安全第一でお願いします♪

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