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2021年からの確定申告で損しないために

2020年3月、初めての確定申告を行い¥83,508の国税還付金を受け取った
サラリーマン時代に源泉徴収で払いすぎていた所得税の還付だ。
サラリーマンなら年末調整で還付されるものだが、いまはフリーランス、個人事業主なので確定申告をしなければ取り返せない
今回の投稿記事は改善のヒントにもつながる確定申告を記事にし、本年2020年から大きく変わる「青色申告特別控除」を皆さんにも逃してほしくない
そしていきなり結論だが、2021年春の確定申告は「e-Taxで青色申告しないと損になる」ので気をつけてほしい。

確定申告したら8万円以上の税金が戻ってきた!

国税還付金振込通知書

この国税還付金振込通知書をご覧いただければ分かる通り、¥83,508ほどの税金が戻ってきました
2019年サラリーマン10ヶ月の間に源泉徴収されていたものなので、払いすぎていた税金が戻ってくるのは当然だが、もう個人事業主なので確定申告を行わないと戻ってこない。
国(税務署)は払っていないとしっかり督促するようだが、払い過ぎにはなんのお知らせもないという不公平極まりない所業だ。

本年2020年の個人事業主の節税ポイントは3つある。
①個人事業の経費をしっかりと計上する(計上漏れしないこと)
②確定申告を青色申告で行うこと(青色申告枠の適用)
ここまでは当たり前のことだが、本年2020年節税の最大のポイントは
③確定申告をe-Taxで行うこと(控除枠の最大化をすること)

2019年末、わたしは30年以上に渡るトヨタでのサラリーマン生活に終止符を打ち、フリーランスの経営コンサルタントとして独立、つまり個人事業主になった。
必然的に年末調整ではなく、確定申告、それも初めての確定申告をしなければならなかったわけだ。
農家さんの中にもわたし同様の個人事業主も少なくないだろう。
農業事業は法人化して経営しているが、個人として農業法人では作っていない作物を別事業として、つまり個人事業としてやっている方のパターンだ。
この場合、ご自分で確定申告している方がどれくらいいるかわからないが、冒頭の結論でも言ったとおり、2021年春の確定申告はe-Taxで青色申告しないと控除枠が最大化しない(マイナス10万円)ため損すること間違いない
会計士や税理士に任せっぱなしで、どんぶり勘定のところは要注意だ。
もっともその任せっぱなしの会計士や税理士に、e-Taxまで既に任せてしまっているなら何の問題はない
その時の問題は別の問題で、マイナンバーカードという国民一人に一つだけの個人情報を他人にまかせているということだ。
世の中はオレオレ詐欺だのが蔓延しているが、他人に明かしてもいい個人情報はそんなにないだろうし、ましてや売上や収入といった場合によっては何千万~何億円といった情報を他人が電子決済(≒e-Tax)で管理しているなんて恐ろしいとしか言いようがない。
世界中の銀行や会社などイロイロなところで、過去も未来もずっと「横領」がなくならない世界なのに、自分だけは大丈夫だったのは運がイイということにほかならない。
わたしでもできる、初めてでもできる、青色申告は。
きっと個人事業主の範囲くらいならば。
なぜできるか?

それはちょっとした会計知識(簿記3級レベルで十分な知識)と「会計ソフト」「e-Taxのためのマイナンバーカードリーダー」があれば必ずできる!
加えて言うなら「数万円でも節税したい貪欲さ」くらいだが、この現状より良くなりたいという貪欲さは改善に必須のものだ。

利益を上げることと、節税することは相反するが…

図1)利益と所得はほぼ同じ計算式から導き出される

図1に示したが「利益を向上させるには売上を上げる」か「原価を下げる」必要があり、そのためにわたしは売上を向上するための改善活動や、原価を下げるための主に生産性の向上改善の指導をコンサルティングしている。
売上を向上するための改善は主に客数を増やすことだ。
また原価を下げるために行う主な改善は、徹底的にムダなことを排除することだ。
すると「売上↑」-「原価↓」=「利益↑」となる
しかしココで問題となるのは税金だ。
税金は当然売上でも利益でもないので、便宜上ココでは原価とみなします
では税額は何で決定するか?
それは事業年度1年間での所得にかかってくるものである。
再び図1の下の部分を見てもらいたい。
「事業収入」「経費+控除」=「所得」
この図式は「売上」「原価」=「利益」とほぼ同じ、つまり「利益と所得は同じ」といっても過言ではない。
つまり儲ければ儲けるほど税金は払わなければならない累進課税(図2)となっている。

図2)国税庁資料 No,2260 所得税の税率

図2からもわかるが、所得つまり利益が低いほうが税金は安く済むが、税金を低くするために利益を追求しないというのは本末転倒である。
原価低減という改善は当たり前だが実施して利益を向上させるとして、では何に注意するか?
それは原価の計上漏れをなくすことにほかならない。
特にどんぶり勘定だと利益は多めにでる傾向がある。
なぜならかかった経費を勘や目見当でいい加減、場合によっては忘れてしまっていることが多いから、経費計上が過小となり、結果利益が多く出る所得が多くなり、収める税金が高くなるという図式に陥る。

どんぶり勘定の経営では節税できない!正しい経費計上

図3)経費一覧;忘れずに計上しよう!じゃないとたくさん税金を払うことになる

図3は代表的な経費の一覧だが、計上を忘れがちなのは、少額の交通費や消耗品、修繕費が代表だろう。
自分の財布から現金で出してしまったり、領収書をもらわなかったり、つい忘れがちだ。
このように個人事業主は事業用の財布と個人用の財布が混同しているため、なかなか経費計上をしっかり行うことが難しい環境だと言える。
そこでわたしのオススメは「本年2020年の個人事業主の節税ポイントは3つ」で説明した「①個人事業の経費をしっかりと計上する(計上漏れしないこと)」ために「会計ソフト」を導入することだ。
もちろん会計ソフトを使うためのITスキルやそもそも会計を理解するための簿記3級レベルの知識は必須となることは言うまでもない。
しかしこれら初歩のITスキルや簿記知識は、わたしのコンサルティングで享受することも不可能ではない
ちなみにわたしが選んだ会計ソフトはfreeですが、その他有名所はマネーフォワードや、弥生会計などがあります。
選んだ第一の理由は、開業届から一貫してできることググるとマニュアルやヘルプ系ネタが充実していること、なんといっても安いこと、です。
青色申告もfreeのステップ通りにこなしていけば簡単確実にわたしでもできました。

正しい節税 → 青色申告をしよう!

以下がfreeに会計入力や確定申告入力していくと、ほぼ自然に出来上がる青色申告書類です。
青色申告のハードルは損益計算書、いわゆるPLと、貸借対照表、いわゆるBSを作ることですが、freeなら一連の動作で作ることが可能です。
冒頭に示した本年2020年個人事業主の節税ポイント3つの「②確定申告を青色申告で行うこと(青色申告枠の適用)」が、この会計ソフトfreeを使うことによって簡単にできます。

e-Taxを使わないと2021年から10万円もの控除枠に差が出る

さて、くどいですが冒頭に示した
本年2020年の個人事業主の節税ポイントは3つの
①個人事業の経費をしっかりと計上する(計上漏れしないこと)
②確定申告を青色申告で行うこと(青色申告枠の適用)
ここまで当たり前の説明をしました。

最後に本年度2020年の節税の最大のポイントは、
③確定申告をe-Taxで行うこと(控除枠の最大化をすること) です!

図4)国税庁資料;青色申告特別控除と基礎控除

図4の通り現在は所得を導くための主な控除は「青色申告特別控除」「基礎控除」で合計103万円です。
例えば個人収入が1,000万円経費が200万円だった時、所得は800万円になるので、所得税は800万円✕23%-636,000円=1,204,000円となります。
しかし前述の会計ソフトを使えれば、自分で青色申告ができます。
すると青色申告特別控除と基礎控除で103万円の控除が適用されるので、
所得税は(800万円-103)✕23%-636,000円=967,100円となります。
この控除を青色申告で受けるだけで、なんと236,900円もの節税になります。

しかしコレは現在、2020年は法改正により控除が変更になりました
基礎控除が10万円上って48万円、青色申告特別控除は55万円で合計103万円は変わりませんが、e-Taxつまり電子申告することにより税務署でかかる諸々のコストが改善されることを見越して、もう10万円控除枠が増え基礎控除と合わせて113万円になります。
コレを先ほどの例に当てはめると、
所得税は(800万円-113)✕20%-427,500円=946,500円となります。
この例ではe-Taxにより10万円控除枠が増えたことにより、更に20,600円節税できることがわかります。

実際にはこの他の控除に、
・社会保険料控除・小規模企業共済等掛金控除・生命保険料控除・地震保険料控除・寡婦、寡夫控除・勤労学生、障害者控除・配偶者(特別)控除・扶養控除・基礎控除・雑損控除・医療費控除・寄附金控除 があります。
繰り返しますが収入からしっかりとかかった経費を計上、つまりマイナスします。
つづいて上記の数々の当てはまる控除額を差し引き、最終的にはe-Tax青色申告控除を差し引いたものが所得となり、その最終所得に所定の税率とその所得控除をマイナスしたものが私達が納めるべき所得税です。

図5)ICカードリーダーとマイナンバーカード

最後に図5はわたしが使っているサンワ製のICカードリーダーです。
実売2~3,000円くらいでしょうか。
さて今回は改善のヒントにもつながる確定申告のお話でした。
ぜひ2021年春の確定申告は「e-Taxで青色申告しないと損になる」ので、くれぐれも気をつけてください。



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