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仕事で最も必要な能力は?

月刊改善コラム_2025年2月版

新年二回目の月初の一言、テーマは・・・【仕事で最も必要な能力は?】です
さてお話の前にお知らせ3つ

■2/26 JA東びわこ認定農業者の会総会で講演します

(会員限定でしょうが)
講演タイトル;トヨタ式改善で未来を開拓する
~人材育成は究極の生産性向上策~

■2/27令和6年度(第63回)農林水産祭「優秀農林水産業者に係るシンポジウム」

『「経営改善」の軌跡とパン用小麦の拡大に向けて』←井狩社長が登壇します
  私はパネリストとして出演(先着70名ですが、オンラインでも聞けます)

■日本農業新聞の水曜コラムを執筆します

4月の毎水曜、5週(回)だけ、コラムを執筆連載します!お楽しみに!

今月のテーマ:仕事で最も必要な能力は?

と聞かれれば、一般的には主力商品を製造する技能や、主力サービス提供する技能が一番に上げられるでしょう
農家さんで言ったらもちろん、主要作物を品質よくたくさんの収量で生産する技能が最も必要な能力と答えていいでしょう
しかしあえて私は「違う!そうではない」と提唱します
確かに農作物を品質よく大量に作る技能は大切ですが、それが自分だけしかできないならばまったく意味がありません
つまり自分一人がそれを作れても、そのつくり方を誰でも出来るように教えられなければ意味がない
なぜってその能力の高い人が、永遠に生産し続けるの?って話です
ましてや農業法人(会社)で
製造技能だけでなく、販売力や課題解決能力、管理能力、経営力なんかも同様です
自分(一人)だけ能力が高くてもしょうがないです

どの部署にも必須なコミュニケーション能力

「仕事で最も必要な能力は?」の前に「どの部署にも共通の」を足すとすれば、それはコミュニケーション能力です
その為のしくみやツールは見える化であったり、方針管理、アクションプラン、KPI、朝礼…などですが、これらは“技術”なので、今日はコミュニケーション能力という”技能”のお話をします
我々は複数人の集団で仕事をしていますが、そこでのコミュニケーションはとても大切なことはお判りでしょう
まぁ別に、「部下と仲が悪いわけではない」「先輩が嫌いで話しづらい」ってわけじゃないから、おおよそコミュニケーションは取れているはずなんだけど・・・って人が多いかな?
ですが、“仕事を授受する仲間の間”で求められるコミュニケーション能力は、単に「仲が良い、悪い」ということではないんです
特に仕事をお願いする指示側は、その依頼や納期を明確に伝えるのはもちろん、ですが、伝わってるかを確認することも重要です
つまり言ったら言いっ放しでは一方通行の伝令でコミュニケーションではないってことです
最低でも「はい(わかった、了解、楽勝…)」とかいう返事がないと、相互の言葉のやり取りとしてコミュニケーションは成り立っていませんよね
特に難易度の高い内容の依頼、作業指示などの発信であれば、受信側は返事だけではなく復唱することが望ましいでしょう
その際に質問やイレギュラー対応なども聞いておければベストですね

コミュニケーションミス「言った」「言ってない」「聞いてない」

コミュニケーションミスが発生するのは往々にして「言った・聞いてない」ですが、実はコレ、お互いの理解のボタンの掛け違いなんです
指示側は「しっかり説明したからわかっただろう」、受け側は「言われたこと(だけ)をやればいいんだろう」という、“だろう”の部分が必ずしも完全一致しないことがあるからです
そして最悪のパターンは、指示側は丁寧な説明、質疑応答、必要なら自分の仕事を止めて受け手の手伝いをする、代わりにやってあげる、それが作ってあげる、配達してあげる、考えてあげる、何であれ…いつの間にか受け手に指示した仕事を指示側の自分がやっている羽目に…「何度も指示しているのに、何度も説明してるのに、なんでわかってくれないの?」
となると最悪ですよね(;^_^A
なんとかして「わかってもらおう!」と躍起になって、あの手この手で繰り返し言い続けても状況が変わらないと、いつしか「あいつには何を言ってもダメなんだ、あいつが理解しないんだ」となってしまっていませんか?

「何を言ってもダメなんだ、相手が理解しないんだ」って本当?

そんな時こそ相互コミュニケーションを厚くすべき時です!「とにかく相手の話をよく聴いて、理解しようとすること」
え?“だって、いくら説明しても、理解しないのはあいつなのに?散々教えてやってるのに?何を相手から聞けばいいの?・・・”と思っていませんか?
「わかってもらおう!」と躍起になって、あの手この手で繰り返し言い続けてるうちは、あくまで自分の考え、意見、気持ちの一方的押し付けでしかないのではありませんか?
受け手が何に対して困っているのかを、しっかりと聴くことなしに、自分の考え、意見、気持ちばかりをひたすら話す一方通行のコミュニケーションではありませんか?
どうしていくら教えても出来ないのか?何に躓いているのか?困っているのか?考えているのか?
受け手の気持ちに寄りそって、話をよく「聴く能力」を高めることが、実は遠回りのようで一番の相互コミュニケーション達成の近道です
トヨタではこれを簡潔に「相手が出来ないのは自分の説明が悪い、と考えよ」と言われています
ちゃんとマニュアルやカリキュラムに則って説明、実習、そして相互コミュニケーションがあれば、どんな技術でも海を渡っていける、トヨタ車は日本人しか造れない売れない物ではない、と信じて行動しています

丁寧に話すことも大事ですが、うまく伝わっていない時は、まず“聴き”ましょう♡

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