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一石四鳥の新人教育

4月は新年度。新入社員が入ってくる時期ですね。
これから春作業が一気に忙しくなる中で、「人づくり」が最も重要になる
タイミングでもある。

トヨタでも言われている通り、“モノづくりは人づくり”。
どれだけ良い機械や圃場があっても、それを使う人のレベルが揃っていな
ければ、生産性も品質も安定しない。これは農業でも全く同じだ。

ただ現場でよく聞くのは、「教えたのにできない」「作業が遅い」という声。 でもこれは人の問題じゃなく、仕組みの問題だ。
農家には“社会人1年生の教育がない”マニュアルがない”カリキュラムがない”という“三ない”が当たり前になっている。一般企業なら入社時にマナー研修や基礎教育があるが、多くの農業法人でほぼゼロでは
ないか? その状態で「教えたつもり」と「できない現実」のギャップが
生まれている。

トヨタで「教えた」と言えるのは、教えられる側が“できた”ときに初めて成立する。
つまり、教えられる側ができていないのは、教える側が教えていないのと同じであり、問題は教える側にあるという考え方だ。だからこそ、誰がやっても同じ品質・同じスピードでできるようになるまで、繰り返し教え、確認し、“できる状態”をつくることを徹底する。

じゃあどうするか?ここが今日のポイント。マニュアルは教える側が作るもの、という思い込みを捨てよう
これからは、教えられる側の新人にメモを取らせ、そのメモをベースにマニュアルの土台を作る。
教える側はそれを確認・修正するだけでいい。このやり方なら、「まずは読んでみて」「マニュアル通りやってみて」と言えるし、「今日は付きっきりで見られないけど、ゆっくりでいいからマニュアル見ながら進めてみて、わからない時に呼んで」と手離れもできる。

つまり、こういうことだ。
新人が書いたメモはそのまま「日報」になり、その内容から「理解度」がうかがえる。同時に「先輩がどう教えたか」のチェックにもなり、最終的には「マニュアル」の土台になる。まさに一石四鳥だ。

忙しいから教えられないのではなく、教え方を変えれば忙しさは減らせる。
まずは1作業でいい。新人にメモを取らせ、それをマニュアルにする。そこから教育は少しずつ楽になる

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