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絶対にやるべき”儲かる農家になるため”の働き方改革 =中編=

あなたがやるべきことはたくさんあるが、まずはやるべきことを整理し、順番に片づけていくことだ
あなたがやるべきことはたくさんあるが、まずはやるべきことを整理し、順番に片づけていくことだ

前 編 のダイジェスト

働き方改革とは様々な理由で必要とされているが”何より農業をこれからもずっと続けていく”ために必要なことである
続けていくためにはまず楽をする、儲ける、であり、楽をする≒手を抜く、儲ける≒不正する、では途端に続けられなくなるので論外
・楽をするために”人を雇い”仕事を任せるために、仕事内容や量、品質、納期を明確にし、その教育が必須
・資金がなく楽をするための人が雇えないとしても、人への投資は何もお金がなくても、現有戦力(自身と既雇用者)に対しては時間さえあれば可能
・人への投資をしないと、楽にもならなければ業務拡大もできない
・まずは農家の経営者自らに手間暇といった時間をかけ、あなたが変わらなければ忙しさも何ら変わることなく続く
・どんな形態・規模の農家であれ、あなたは農業技術者である前に、農業経営者だということを忘れてはいけない
どうしたら自身の農業を続けていけるのか? そのために楽をする、儲けるということを経営者として真剣に考え、実践する必要がある

まずはあなた自身の時間を作って”自らの経営状況にあった情報を収集し、”やるべきことを整理し、”できることから実践していきましょう!

経営状況にあった情報の収集で知識武装する

情報を知らずに損することはあっても知ってて損することはない
情報を知らずに損することはあっても知ってて損することはない

経営とは辞書で引くと「事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること」とある。
また事業とは生産・営利などの一定の目的を持って継続的に、組織・会社・商店などを経営する仕事」とある。
つまり農家経営や農業事業とは、何らか農作物を営利目的で継続的に生産すること、そして継続的に利益を得ることを繰り返すことを生業としたものである。
端的にはどんな農作物を作るか? 何のために誰に作るか? そして対価として得た利益を何に還元するか? が、農家の生業である農業と言えるでしょう。

農家がどんな作物を作るか自由なように、何のために作るか、誰のために作るか、利益をどう使うかもすべてその農家の自由です。
しかしいくら自由といってもわがままばかりでは通用せず事業としての継続は難しいのは当たり前です。
この飽食の時代に生産者が作りたいものを売りたい値段で事業が継続できるほどプロダクトアウトの世の中ではありません。一般的にはマーケットインと呼ばれる市場のニーズに合った品質と価格のものを提供できる生産者でなければ生き残れない世界で、更に生き残りをかけた差別化競争に発展しています。
時代はマーケット(市場)をターゲットととしたものから、さらに多様化した個々のお客様であるカスタマーインがどの業態にも求められています。

あなたは農業事業を継続するために、個々のお客様が求めていることを知っていますか?(できるならその人の顔が思い浮かべられるとよい、そしてその人数はあなたの事業規模分だけ思い浮かぶ必要があります)

経営状況にあった情報の収集とは、自分が間違ったものを造って売っていないかを調べること、といっても過言ではありません。
狭義にはそのものの作り方技術情報の収集や、作況状況市況の収集なども入りますが、大元はあなたの作る農作物が、必要としている固有の人に、必要としている量と品質で、必要としている時に提供できているかが最も重要なことです。
極論どんなに必要とされている美味しい農作物でも、お腹がいっぱいな時では”誰もお金に換える価値はないと思う”ということです。
これがトヨタ式的にはジャストインタイムということですね。

自分が間違ったものを造って売っていないかを調べるには、まず自分や家族、身内、友人など極身近な人に聞くことから始めましょう。
最低でも5人に美味いか不味いか?安いか高いか?など、聞くことはたくさんあるはずですし、身内こそ本音で語ってもらえる絶好のお客様です。
次に実際にその農作物を買っていただいているお客様、個人もいれば飲食店やスーパー、卸売りなどの業者さんもいるでしょうが、アンケートが手っ取り早いのではないでしょうか。
お客様の声の中には、あなたの農家の経営状況を現している答えが必ずあります。
また今の時代はSNSやホームページなどインターネットを使って効率的に情報を収集することも可能ですが、トヨタ式的には現地現物で事実に固執することは言うまでもありません。

いずれにしろ得た情報で知識武装し、必要な時に必要なものを必要なだけ造って運んでお金に換えることが一番ムダのない経営となり、結果大きくあなたの働き方を変えるチャンスとなること間違いないでしょう。

あなたがいまやるべきことの整理

情報で知識武装したらやるべきことを整理、プライオリティをつける
情報で知識武装したらやるべきことを整理、プライオリティをつける

知識武装であなたが作るべき時に作って売る農作物や、その売り方がわかったら、次はそれを実現するために必要なアクション、やるべきことは何かを抽出しプライオリティ優先順位をつけることです。
ここで大切なことは、今から上がってくる必要なアクションは”できる””できない”にかかわらず、あなたの農家の大きな経営上の課題であり、解決しなければ働き方は一切変わらないということである。

特に大事なところなので箇条書きスタイルにすると…あなたは
本当に必要なものだけを作っているか?運んでいるか?売っているか?
 →農作物の品種、品質、提供形態(荷姿や加工など)、作り方(栽培管理)
 →不良品を作っていないか、手直ししていないか、廃棄していないか
 →必要なものだとお客様に訴求はしているか
本当に必要な時に作っているか?運んでいるか?売っているか?
 →お客様が食べたい時に提供(作って運んで売れて)できているか
 →旬に提供できているか
 →あるいは旬とは関係なくそのお客様が必要としている時に提供できているか
 →食べたい時に限らず、見たい時、香りや触感を感じたい時に提供できているか
本当に必要なだけ作っているか?運んでいるか?売っているか?
 →余分に作り過ぎていないか、在庫になっていないか、廃棄していないか
 →不足していないか、不足をただ諦めていないか
 →余分または不足時の売り方は通常時と比べ工夫しているか
以上これらが農作物のジャストインタイムであろうし、経営課題の一側面でもあるでしょう

繰り返しますが、ここで上がったお客様の求めるものからのギャップ(差、改善代)は、まさにあなたの農家の経営課題であり”できる””できない”にかかわらず、解決すべき働き方改革に必要なアクションしなければならない項目です。
これら項目の一つ一つを頭の中だけでなく、事務所の壁などに優先順位をつけて掲示しましょう。

課題の掲示とともにやりたいことが、あらためてあなたの、そしてあなたの農家の経営理念、事業目的、会社方針、目標も同時に掲示することを強く勧めます。
(↑これについては「トヨタ式(経営)管理の基本」をご参考ください)
課題を達成するための、納期(期限)に合わせた段階的な数値目標(生産量や反収・作付け種類、農地、必要な人材・人数、労働時間、職場環境、技術・設備等への投資計画など)を設定して掲示することでより具体的にします。

できることから実践する

頭でだけわかっていることを行動に移すこと:実践とは自分で置いた球をただひたすら前に飛ばす練習のようなものだ
実践とは自分で置いた球をただひたすら前に飛ばす練習のようなものだ

あらためて課題がクリアになったら、あなたの農家の事業目的、方針、理念が明確になったら、そしてそれらの納期(期限)がスケジュールとして明確になったら、今年の数値目標、1年後や数年後の数値目標が明確になったら。
やるべきことからでも、できることからでも、とにかく一つずつ地道にクリアしていくことです。

いままで不明瞭だったこと心の隅で引っかかっていたこと頭だけでわかっていたこと、それらが今は壁に大きく貼り出されていることでしょう。
これら課題はコツコツと地道にクリアしていくほかありません
例えがゴルフであまり良くないかもしれませんが、野球やほかの球技と違って「ただ地面に置いて止まっている球を、前に打ってカップインするだけの競技」にもかかわらず、わかっているし見えているその球が、どれだけ前に飛ばすことが難しいことか…
ただやみくもに打つのではなく、その状況に応じた打ち方を科学的な分析や実践的な練習からコツコツと習得しない限りうまくはなりません。
どんな仕事も経営もみな同じです。

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